多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、女性の約12人に1人が抱える排卵障害といわれています。
「なぜ排卵しづらくなるの?」「どう改善したら良いの?」という疑問に、5つの原因と改善のヒントをまとめてお伝えします。
1. 女性ホルモンのバランスの乱れ
PCOSでは、排卵を促すホルモンのバランスが崩れ、
黄体形成ホルモン(LH)が過剰に分泌されやすい特徴があります。
LHが高すぎると卵胞がうまく育たず、
結果として 排卵が起こりにくくなる=妊娠しづらい状態に なります。
2. 男性ホルモン(アンドロゲン)の増加
PCOSの方は、男性ホルモンが通常より多く分泌されやすい傾向があります。
その背景に大きく関わるのが 糖質過多の食生活。
パン、ジュース、お菓子などを多く摂るとインスリンが急上昇し、
インスリンの作用で男性ホルモンが増加すると考えられています。
3. 肥満(インスリン抵抗性)
体重増加により体内のインスリン値が常に高い状態になると、
男性ホルモンがさらに増えやすくなり、排卵障害が悪化します。
※もちろん、痩せていてもPCOSの方はいますが、
肥満はPCOSを悪化させやすい重要な要因です。
4. ストレスによるホルモン・血糖値の乱れ
ストレスが続くと、
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食欲を増やすホルモンが増える
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血糖値が乱れやすくなる
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インスリンが過剰に分泌
という流れが起き、結果的に男性ホルモンも増加。
そのため、ストレスはPCOS悪化の隠れた原因となりやすいのです。
5. 遺伝的な体質
実は、多嚢胞性卵巣症候群の 約80%は遺伝的要因が関与していると言われています。
「体質だからしょうがない…」と思いがちですが、
体質に合った生活を整えることで、排卵リズムは十分に改善できます。
排卵が整えば妊娠のチャンスはしっかりある
不安になった方もいるかもしれませんが、
PCOSでも 排卵さえ安定すれば妊娠は十分可能です。
そのカギとなるのが、
✔ 血糖値を安定させる生活習慣
具体的には…
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糖質をとりすぎない(特に間食・ジュースに注意)
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適度な運動(ウォーキング・軽い筋トレなど)
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質の良い睡眠をとる
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体を温め代謝を整える
こうした日々の積み重ねが、
男性ホルモンの安定 → 排卵の安定 → 妊娠率アップにつながります。
焦りすぎず、ひとつずつ整えていくことが大切です。
あなたの体は、必ず良い方向に変わっていきますよ。
@chiba_kounotori 妊娠を遠ざける…? 多嚢胞性卵巣症候群の原因 5選 —————————————————————— 最短最速で出産まで導く! 千葉こうのとり鍼灸院 https://chiba-kounotori.com/ #不妊治療#妊活#妊娠
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